■12月
オダユウジとのユニットモDIG&BURYモのエキシビジョンを3月に控えミーティングを重ねる。半バックパッカーと化してアジアのアートシーンをリサーチした2008年の記憶をもとに、アジアにおける日本のポジションを再考察した。日本人である僕たちがどのように世界のアートシーンに名を連ねるか考えていった結果「極東斬新」というテーマが持ち上がる。ファーイーストからエッジの利いた新しい表現をしていこうという意思が伝わりつつ、字面も非常に攻撃的であることに感銘を受ける。
一方自身の制作としては本郷でのエキシビジョンを終え、自身の内面的な世界に意識が以降していった。
■1月
滞在中のアバケと作品に対する意見交換を行い、そのバイタリティーに衝撃を受ける。現在制作中DIG&BURYの映像インスタレーション「極東斬新」において、世界の名優俳優があたかも極東斬新とつぶやいているような映像を制作中。最初の俳優はシャイニングにおけるジャックニコルソンを予定していたが、アバケのマキ氏の演技があまりにも強烈なため起用を決断。滞在中に撮影予定。
一方自身の制作としては絵画を中心に制作が進行。反復するパターンが個別の伸縮やゆがみを繰り返し抽象と具象の枠を超えて不可解な画面を構成しはじめている。また、現代美術作家の孤独と妄想を描いた漫画「ピスタチ男」シリーズの執筆にも余念がない。