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エキジビジョン

第7回展覧会企画公募 「upDate 2011111111111s」

Emerging Artist Support Program 2012

  • 会 期:
    2012年12月01日(土) - 2013年01月14日(月)
    休館日:
    11/5・12・19・26、12/3・10・17・25、12/29~1/4、1/7
    時 間:
    11:00 - 19:00
    入場料:
    無料
    主 催:
    公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
    会 場:
    トーキョーワンダーサイト本郷
展覧会の企画を志し活動している若手への支援・育成を目的とし、展覧会企画そのものを公募するプログラム「展覧会企画公募」。選出された企画はTWSが支援し、TWS本郷にて展覧会を実施する機会を得ます。
今、 私たちは大きな転換期を迎え、文化芸術やアートの担い手としてのミッション、展覧会を開催する意味...これまで当然とされ省みることの無かった、あらゆ る事象を根本から再考する局面に立っています。多様性を帯び流動的なグローバル社会では、価値基準や情報への関わり方も変容し、改めて「キュレーション」 という行為やそれにまつわる思考が見直されています。また、芸術作品をモノとしてではなく、活動そのものやプロセスをアートとして提示し、リアリティを追 求する動きも顕著に見受けられます
第7回目を迎える2012年度は、《キュレーションとは何か?》をテーマ に検討していきます。新しい表現の可能性のみならず、展覧会という表現の場をとおしていかに社会へコミットし、新たな協働の地平を開いていけるか。TWS は、これまでの「展覧会」という枠組みを再考し、積極的に展覧会とはどのような場であるかをともに考え、ともに試行していく企画を募集しました。今年は3 企画に加え、1企画を奨励賞としてキュレーション・ゼミ参加者から選出いたしました。

選出企画
upDate 2011111111111s 
企画者:ミラク・ジャマール、ニーン・山本‐マッソン
■Lleca(ジャカ)からcohue(コゥエ)へ −刑務所からのフォトグラフィー
企画者:エレナ・アコスタ
■But Fresh
企画者:吉澤博之

奨励賞 (キュレーション・ゼミ選出)
■TOC [toasters city / country / cosmos]
企画者:高橋 夏菜

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【企画概要】
早くも2012年現在。2011年の私たちをとりまく環境から得たものは、複雑さと「今」の解消されない忘却の彼方へと分散してしまった。「2011年」の遍在が持続している中、その幻を今ここに引き込むような視点が求められている。
アラブの春や日本の一連の災害、ウィキリークスなどの事件の後、2011年初めにニーン・山本-マッソン氏とミラク・ジャマール氏が初めてアーティストたちに呼びかけ、並外れたメディア・ダイナミックスという環境からうまれた作品を提示した。その一年後に発表された、ほとんどが新作であった作品の一部は、枠組み(一年あるいは特定のある出来事を暴露し、また反映され、記録するという課題)との具体的な関係性の中で位置づけられる。そのような意味でこの展覧会は、出来事をどのように代弁するかという問題を提起するメディア→作品間の非同時性を念頭に置いている。
 
20111111111111111s は「トゥー・サウザンド・イレブンズ」と発音する。複数の視点から捉えたその年の多くの大事件や無数のやりとりから着想を得た、「2011年」をテーマにした展覧会である。その一年主要な見出しを占めていた騒ぎは、主流メディアとソーシャルネットワークの多様な経路を通じて伝達されてきた。一つのスペースという制約の中で、そしてニュース記事の寿命とは対照的に、この展覧会に集まっている作品は、その年のリアルあるいはヴァーチャルな体験、直接的あるいは遠くの現実を表す反応を誘発しようとしている。そこで2011という年の断片が映し出され、進行役(アーティスト) の視線がオブジェやメディア作品という形式に凝縮して現れる。作品たちは、過ぎ去った時代と私たちのやり直しの効く現在を結びつけるための(再)発見を呼びさます引き金となるだろう。

出品作家:ティビ・ティビ・ ニュースピール、メラニー・ボナヨ、ゲオルグ・ラインハルド、ベニ・ワーグナー、ミラク・ジャマール&ニーン・山本-マッソン、ジャスティン・ウィリアムズ、ニコ・プリンセン、南條俊輔=フランソワ、ポップ・アップ・カフェ(岩間朝子、森田祥子、大場誠士、山城弥生)


【企画者プロフィール】
ミラク・ジャマールはイラン生まれ、旧ソビエト連邦、ドイツ、アメリカ、カナダで育ち、現在はベルリンを拠点に活動するアーティスト。ニーン・山本-マッソンはフランス人と日本人のハーフで、現在はベルリンを拠点に活動するキュレーター、アーティスト。アムステルダム大学文化分析学科の修士課程に在籍し、メディア研究、批評理論を学ぶ。

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関連イベント

■ポップ・アップ・カフェによるディスカッション・イベント
Who we are? Who you are?

日  時: 12月8日(土)14:00~16:00
会  場:  トーキョーワンダーサイト本郷
参加アーティスト: ポップ・アップ・カフェ(森田祥子、大場誠士、山城弥生、岩間朝子*スカイプにて出演予定*)、他ゲストあり

今回ポップ・アップ・カフェの展示テーマである福島県双葉町で今も仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちについて、彼らの置かれた状況を改善するために、アートはそしてアーティストは何が出来るのかについてディスカッションを行います。双葉町出身で現在対話を生み出すために活動されている方もスカイプで出演予定です。



■トークイベント upDate 2011111111111s」 

日時: 12月11日(火) 19:00~
場所: 東京ドイツ文化センター 2階 207号室
主催: ゲーテ・インスティトゥート東京
参加無料、申込不要
*英語・日本語通訳あり
参加アーティスト: ミラク・ジャマール、ニーン・山本‐マッソン

本展覧会のキュレーターであるミラク・ジャマール、ニーン・山本‐マッソンが、どのようにしてこのプロジェクトを始めたのか、その背景や経緯について、そしてアーティストとのコラボレーションについてお話します。



ミラク・ジャマール、ニーン・山本-マッソン≪ジェスチャー≫ 2012, HDビデオ
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