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コンサート

トーキョーワンダーサイト× N響 共同企画 「NEW PIONEERS―次世代の開拓者たち」

  • 会 期:
    2010年05月24日(月)
    時 間:
    19:00
    入場料:
    1,000円(全席自由/要予約/当日精算)
    主 催:
    公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
    協 力:
    公益財団法人NHK交響楽団、日本アルバン・ベルク協会
    会 場:
    トーキョーワンダーサイト渋谷
    予約方法:氏名、電話番号、申込人数をご記載のうえ、件名を「NEW PIONEERS 申込み」として、トーキョーワンダーサイト青山FAX: 03-5766-3742 もしくはE-mail: performingart10@tokyo-ws.org までお申し込みください。

トーキョーワンダーサイトでは2004年から、若手音楽家の発掘と支援を目的として「若手音楽家支援プログラム」を実施しています。これまでに、現代の音楽を学び実践する場として、アカデミー、レクチャー、ワークショップなどを開催してきました。このたび、NHK交響楽団との共同企画として、N響メンバーと若手作曲家を迎え、作曲家本人が自身の活動や作品について語るプレゼンテーションとN響メンバーによる作品演奏を行います。新しい時代を切り拓くアーティストたちとともに、現代の音楽とその創作について考え、対話できる場をつくっていきます。


[プログラム]

■ トーク
藤倉大×宮内康乃×山根明季子
モデレーター:岡部真一郎(音楽学者、明治学院大学教授)

■ 演奏曲目
山根明季子《棘棘カメリア》(2009〈flute, clarinet, percussion〉
宮内康乃《波紋 Ⅱ》(2004、改訂2010〈clarinet, percussion, electronics, film〉
藤倉大《Mirrors》(2009〈6 cellos〉

演奏:NHK交響楽団メンバー|指揮:山田和樹


[出演者プロフィール]

■ 山根明季子 ≫プロフィールと作品についてはこちら
■ 藤倉大 ≫プロフィールと作品についてはこち
■ 宮内康乃 ≫プロフィールと作品についてはこちら

■ NHK交響楽団
1926年10月5日、プロフェッショナル・オーケストラとしてNHK交響楽団の前身、新交響楽団が誕生した。以来80余年、新交響楽団は日本交響楽団の名前を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の全面的な支援を受けることとなりNHK交響楽団と改称、現在に至っている。この間、ジョセフ・ローゼンストック、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチ、フェルディナント・ライトナーなど世界一流の指揮者を次々と招聘して、日本を代表するオーケストラとしての実力をつけるとともに話題のソリストたちと共演、歴史的名演を残してきた。また、1960年以来29回にわたる外国公演や旬の作曲家たちへの作品委嘱、CD等の世界レーベルからのリリースなど、その活動は国際的に高く評価されている。

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NHK交響楽団ホームページ

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[公演レポート]

トーキョーワンダーサイトとNHK交響楽団との初・共同企画!!

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演奏風景:藤倉大≪Mirrors≫                                                                                                       山田和樹氏(指揮)と藤倉大氏
(指揮:山田和樹 チェロ:銅銀久弥、西山健一、宮坂拡志、村井将、市寛也、山内俊輔)

渋谷公園通りに面したアートスペースTWS渋谷にて開催された、トーキョーワンダーサイトとNHK交響楽団との共同企画「NEW PIONEERS―次世代の開拓者たち」。同世代ながら音楽へのアプローチを全く異にする3名の若手作曲家(山根明季子、宮内康乃、藤倉大)の作品を、N響メンバーによる演奏で聴けるという機会。日本を代表するオーケストラのメンバーが、6台のチェロのための作品や映像とのコラボレーションなど、独創的な若手の作品に取り組むという注目の公演とあって、チケットは完売。客席には著名な音楽家、アーティスト、マスコミ関係者も多数、公演は終始熱気に満たされました。

「音を視る」――山根明季子≪棘棘カメリア≫

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山根明季子≪棘棘カメリア≫(演奏:甲斐雅之、竹島悟史、山根孝司)                           山根明季子氏

「"椿をひとつずつ刺して(つけて)いく"ようなイメージ」と語った山根さん。タイトルの「棘棘(とげとげ)カメリア(=椿)」という独特な言葉の表現をそのまま音に写したかのような、山根さん独自の音世界を鮮やかに「視る」ことのできる機会となりました。

「"いま、ここ"でしか体験できないものを」――宮内康乃≪波紋Ⅱ≫

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宮内康乃≪波紋Ⅱ≫(演奏:山根孝司、竹島悟史、網川淳美、植松透、加藤明久)           宮内康乃氏

他の表現ジャンルと合わせた作品をつくることについて、「自分とは異なる人と一緒につくることによって、自分が予想しなかった世界が見えてくるのを楽しんでいる」と語る宮内さん。会場の随所に演奏者を配し、「水」を象徴するような電子音と映像とが観客をとりまいた≪波紋Ⅱ≫。従来の"楽譜"に表せない総合的な表現や、座る位置によって聴こえ方や見え方が変わる会場空間の作り方は、「"いま、ここ"でしか体験できないものを」という宮内さんの創作への姿勢が反映されたもの。会場全体が実験的な表現空間と化した作品。

「鏡」のように反射し、うつろっていく音像――藤倉大≪Mirrors≫

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シカゴ交響楽団からの委嘱作品による、チェロ6台という珍しい楽器編成の作品≪Mirrors≫。指揮者は、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、現在国際的に活躍している山田和樹氏。音の構造や色や質感が「反転したり、ゆがんだり、ひろがったり、ちぢんだり」と、まさに音が「鏡」のように反射し、うつろっていくような音像が印象的な作品。

本作はプロの演奏家(N響の団員さんでさえ!)にとっても、弾くのが非常に難しい曲だという話が出たすぐ後、演奏中にチェロの弦が切れるというハプニングがあり、会場の熱気と集中がますます高まる場面も。N響メンバーの皆さま、素晴らしい演奏をありがとうございました。出演者の皆さまはもちろん、聴きにいらして下さった方々に、厚く御礼申し上げます。

(photo: Shigeo Muto)


※本公演の一部が、下記の番組で放映されます!

1. 「N響アワー」ミュージック・トゥモロー 2010 ~ 明日の音を奏でる ~
放送局: NHK 教育テレビ
放送日時:2010年7月25日(日)21:00~22:00
≫番組ホームページ

2. 「クラシック倶楽部」N響 ミュージック・トゥモロー 2010
放送局: NHK BShi
放送日時:2010年8月1日(日)6:00~7:24

*再放送
放送局: NHK BS2
放送日時:2010年8月6日(金)10:00~11:24
≫番組ホームページ

 
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■■■ 今年冬、開催予定!!■■■

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