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インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー with トーキョーワンダーサイト 第3回

  • 会 期:
    2010年03月21日(日) - 2010年03月28日(日)
    入場料:
    プログラムによって異なります。詳細はチラシもしくは応募要項をご覧ください。
    主 催:
    財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
    会 場:
    トーキョーワンダーサイト青山、トーキョーワンダーサイト渋谷、東京ウィメンズプラザホール
    アーティスト:
    アンサンブル・モデルン


アンサンブル・モデルン(EM)は、フランクフルトを本拠地に活動する世界屈指の現代音楽グループです。インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(IEMA)は、若いアーティストと経験豊富な芸術家や学者たちとの交流の場を設けることを目的とし、EMにより2003年フランクフルトで設立されました。
トーキョーワンダーサイトではこのたびIEMAを2010年3月に開催します。第3回目となる今回は、アジアにおける現代音楽アカデミーという視点から、ヨーロッパの音楽に加えて、日本を含むアジア地域の伝統と現代にも焦点をあてます。また、招待作曲家にパスカル・デュサパン氏と一柳慧氏をお迎えし、異なる表現メディアによるさまざまなコラボレーションの可能性にも目を向けていきます。新しい音楽表現の技術を磨きたい方、音を使った新たな表現の企画を実現したい方など、多くの方の応募をお待ちしております。また、すべてのプログラムは一般公開しております。聴講も歓迎いたします。


【開催概要】

開講コース 
※すべてのプログラムは聴講可能です。
 ●演奏コース(木管楽器/弦楽器/ピアノ/打楽器)
 ●作曲コース
 ●指揮コース
 ●プロダクションコース
   
講師
 ●アンサンブル・モデルン
      - ディトマー・ウィズナー(フルート)
      - ヘルマン・クレッツシュマー(ピアノ)
      - ジャグディシュ・ミストリー(ヴァイオリン)
      - オガワ・ルミ(打楽器)
 ●指揮者:ステファン・アスバリー
 ●招待作曲家:パスカル・デュサパン、一柳慧


【レクチャー(全5夜)】

会場:トーキョーワンダーサイト青山(予定)
一般料金:1,000円 / 一日

※全コースのレッスンやワークショップ等、昼間のプログラムもすべて聴講可能です。
 (聴講料:1000円 / 1日 / 入退場自由 / レクチャーも含む)


  ● VOL.1  3月23日(火)  19:30-21:00
  作曲家パスカル・デュサパン氏によるプレゼンテーション

 ● VOL.2  3月24日(水)  19:30-21:00
  一柳慧氏によるプレゼンテーション

  ● VOL.3  3月25日(木)  19:30-21:00
   『今、新鮮な東洋の美学』 (ゲスト:アンサンブル・モデルン、ほか)

 ● VOL.4  3 月26日(金) 19:30-21:00
 『インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミーについて』 
 (ゲスト:アンサンブル・モデルン)

 ● VOL.5  3月27日(土) 時間未定
 『新しい音楽教育プログラムを考える -アンサンブル・モデルンとフォーサイスにおける学校現場での実践を通して』 (ゲスト:アンサンブル・モデルン、ほか)


【関連コンサート】

 ● 3月27日(土)  TWSレジデント・アーティストの成果発表会
    企画・出演: 桑原ゆう、マット・ロジャース&ベティーナ・ベルガー、ほか

 ● 3月28日(日)  IEMA with TWS vol.3 アンサンブル・モデルンと受講生有志による成果発表会
    演奏予定曲: パスカル・デュサパン≪Trio Rombach≫、一柳慧≪プラーナ≫、
                       ブーレーズ≪Dérive≫、イサン・ユン≪Pezzo Fantasioso≫、ほか



※IEMA with TWS Vol.3 に関するお問い合わせはこちらまで:performingart09@tokyo-ws.org

 


【講師プロフィール】

アンサンブル・モデルン 
 
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1980年創設。1985年からフランクフルトを本拠地として活動している世界最高峰の現代音楽グループ。メンバーは、アルゼンチン、ブルガリア、インド、日本、スイス、ドイツ、イスラエル、ポーランドなど、世界各国から集まった18名のソリストたちで構成され、芸術監督を置かず、メンバー全員によって芸術面、運営面等を決定している。これまでに、ロシア、日本、オーストラリア、インド、韓国、アメリカなど世界各国で演奏活動を行い、ザルツブルグ、ルツェルンなど著名な音楽祭へ出演。シアターピースや、ダンスプロジェクト、ビデオ、室内楽、オーケストラなど幅広い活動を行い、フランク・ザッパ、ハイナー・ゲッペルス、スティーヴ・ライヒ、ビル・ヴィオラなど世界的なアーティストらと意欲的なプロジェクトを行っている。作曲家たちと密接な共同作業を行っており、年間100回以上のコンサート、平均20作品の世界初演をこなしている。また、若い音楽家のための「インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー」など教育活動も積極的に行っている。


ステファン・アスバリー(指揮)
 

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これまでに指揮者として世界各国のオーケストラにて客演しており、とりわけ革新的な演目構成や、新しい音楽を情熱的に支持することで知られている。バーゼル・シンフォニエッタやアンサンブル・コントレシャン等の現代音楽演奏グループと活動を共にしながら、近年はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団などでも指揮し、2009年から2010年にかけてはロサンゼルス・フィルハーモニック、北ドイツ放送交響楽団等でも客演の予定。また一方で、スティーヴ・ライヒやウォルフガング・リーム、ウンスク・チンなどの多数の同時代の作曲家との関わりをもち、アンサンブル・モデルンやロンドン・シンフォニエッタ、マーク・モリス・ダンス・グループほか、さまざまなグループとのコラボレーションも数多く行っている。


パスカル・デュサパン(招待作曲家) 

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1955年ナンシー(フランス)生まれ。作曲家。パリのソルボンヌ大学で造形芸術と科学、美術と美学を学ぶ。ヤニス・クセナキスのセミナーに参加したのち(1974-78年)、給費生としてローマのヴィラ・メディシスに滞在(1981-83年)。その後の経歴において数々の受賞等があるが、最近では、フランスの最高学府「コレージュ・ドゥ・フランス」の芸術創造講座の教授に就任(2006-07年)、また2007年にはズービン・メータとともにダン・デービッド賞を受賞している。創作活動においては、これまでに多くのソロ・室内楽曲を作曲しており、第6、第7番目のカルテットは前作に引き続きアルデッティ弦楽四重奏団によって2010年に初演される予定。また、アンサンブル、オーケストラのための作品も多くあり、新しい交響曲の録音が2010年にリリースされる予定。ほか、6つのオペラ作品がある。


一柳慧(招待作曲家)

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1933年神戸生まれ。作曲家、ピアニスト。10代に2度、毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)作曲部門1位となり注目を集める。1954年19歳で渡米、ニューヨークのジュリアード音楽院に学ぶ。その後もジョン・ケージらと実験的音楽活動を展開する。61年帰国し、偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品を発表、作曲、演奏の両方で意欲的に活動。自作ならびに欧米の新しい音楽の紹介と演奏は、さまざまな分野に強い刺激を与えた。60年代から現在に至るまで、常に日本音楽界の中心として活動を続けている。作品は、オペラ、交響曲、協奏曲、室内楽作品のほか、コンピュータ音楽、雅楽や声明を中心とした伝統音楽など多岐にわたる。文化功労者(2008年)。現在、神奈川芸術文化財団芸術総監督、トーキョーワンダーサイト音楽アドバイザー。



【トーキョーワンダーサイト音楽アドバイザーのことば】

アンサンブル・モデルンはドイツを代表するヨーロッパ屈指の現代音楽のアンサンブルである。トーキョーワンダーサイトのアカデミーコースでは、受講生はそのメンバーによる直接の指導を受けられることで、今日の音楽内容や新しい演奏技術を学ぶことが出来る。それは自身の音楽観の形成や、将来への展望を育み、拓くことにつながる貴重な体験となるはずである。教師たちには、日本でまだ定着しているとは言えない短時間で着実に成果が上がる欧米流の指導法を是非このアカデミーでも実践してもらえればと思う。そしてこの機会が多くの人にとって、実りある相互交流となり、また、音楽の「今」を実感できるかけがえのない場の創出につながることを期待したい。
[ 一柳慧/作曲家 ]



【受講生の声】

―― インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミーは、集中的に現代音楽作品と向き合うことができる、貴重な場でした。数々の作曲家と共に作品を作り上げてきたアンサンブル・モデルンのメンバーのアドバイスは、具体的で分かりやすく、奏法上の問題から音楽の解釈のことまで、沢山のことを学びました。たとえば、故イサン・ユン氏の知己の奏者の方に、同氏の作品のレッスンを受けた際には、ユン氏と直接協働した経験に裏打ちされた、深みのある演奏解釈を学ぶことができました。こうした経験は、今でも作品に取り組む際の支えになっていると感じています。
[ 松岡麻衣子/ヴァイオリン/IEMA2008受講生/2009年10月、フランクフルトでのIEMA終了 ]  

―― 私は2008年5月にIEMAを受講しました。スティーヴ・ライヒ氏による自作についてのレクチャーなどもあり、大きな刺激になりました。2008年度は作曲の受講生のための作曲の個人レッスンはなかったのですが、モデルンのメンバーたちによる楽器に関するレクチャーと、コンサルテーションがあり、制作中の作品について実際的な楽器の書法に関する具体的な助言をいただきました。演奏家と作曲家がどのようにコラボレーションをしていくものなのか、より密な関係があるのだということを強く感じた1週間で、現在の私の作曲に対する姿勢に大きな影響を及ぼしています。作曲家の受講生は、現在製作中の作品をもって参加することを強くお勧めいたします。 
[ 稲森 安太己/作曲/IEMA2008受講生/現在ケルン音楽大学コンツェルトエグザメン課程在学中、作曲をヨハネス・シェルホルンに師事 ]

――TWSでのアンサンブル・モデルン・アカデミーに2度とも参加しました。1度目は特に衝撃的でした。毎日が、今までに見たことも聞いたことも考えたこともない内容で、音楽と英語の飛び交う中、着いて行こうと必死でした。私の作品を越えて私自身に深く入り込んでくるようなレッスンを受け、思わず泣いてしまったこともありましたが、私に必要な、転機となる経験でした。モデルンのアカデミーを受けることによって、自分が勉強しなければいけないことがかなり明確になり、それが今につながっていると思います。今回のアカデミーもとても楽しみにしています。
[ 桑原ゆう/作曲/IEMA2005, 2008受講生/現在、トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンスに国内クリエーター制作交流プログラムで長期滞在し、制作活動を行う ]