089 こんどうさちほ 「メルヘンじゃいられない」/090 タニケニタ 「ショートストーリーズ」/091 渡邉悠子 「モウマク百景」
本年度第8回目となる今回はこんどうさちほによる「メルヘンじゃいられない」、タニケニタによる「ショートストーリーズ」、渡邉悠子による「モウマク百景」の3つの展示を開催いたします。
現代はとても速いスピードで社会が変化し続けています。新しい価値観と生き方が求められ、女性の生き方も多様化し選択肢の幅も広がっています。女性の30代の結婚率は50%を切る一方で、ドラマのような恋愛や白馬の王子様を求めていたりもします。こんどうさちほは、そんな揺れ動く女性の心理を豊富な種類の女性の下着、口紅やコンパクトの中から踊りだす男女などによって、微笑んでしまうほど大胆に表現します。
落書きからスタートするというタニケニタの作品には、意味とは無関係に取り込まれた文字が繰返し登場します。他にも、彼はドローイングを撮影した写真作品などを制作し、そのような行為から生まれる作品を「アプロプリエーションのアプロプリエーション」と説明しています。アートは死んだと言われてもなお、アートに挑む多くの人が抱える問いかけを忘れず制作を続ける彼の姿勢は、キャンバス上にボールペン一本で塗り重ねられた印象的な人物として表されているようです。
渡邉悠子は、渦巻く視覚的情報のシャワーを浴び続ける中で、スイッチを押すように瞼に残る一瞬を切り替えながら、実体験の伴わない景色や、脳内に広がるイメージを平面と立体の境なく自由に表現しています。曖昧な形が淡い色彩の風景に滲み、新しい架空の世界が日々できあがっていくようです。
3名の若いアーティストがそれぞれに表現する現代の感性と空気をぜひご体感ください。
関連企画: ※終了しました
12月22日(土)14:00-15:00 オープニングトーク(参加自由)
15:00-17:00 交流会(参加自由)
※過去に実施したTWS-Emerging一覧はこちら
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こんどうさちほ/《私のパンツどこ?》/2007/和紙、顔料、墨、ペン
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タニケニタ/《untitled(シリーズi-sourceより)》/ 2007/Cプリント