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漱石の時代であれば空也の最中か羽二重団子でよかったんだろうけど、いまの東京を代表するおみやげって何だろう。 「東京ばx奈」とかいう「東京都を代表する銘菓・名産品」があるけれど、あれって駅と空港以外で見たことないし......。
そこで、個性派揃いの昭和40年会に、21世紀の東京にふさわしいおみやげについて、アイディアを出してもらおうという展覧会が開かれる。 会場は、東京でも一、二を争うショッピングエリアにあるTWS渋谷。 併設するカフェ「KURAGE」では、40年会のつくるレシピに基づき、期間限定でスペシャルドリンク&フードを出すという。 一般から、新しいおみやげ案を募るという企画も検討中だ。
おみやげとは「挨拶代わり」であり、「思い出のお裾分け」だ。「共同体の象徴」であり、「贈与経済の萌芽」とさえ呼べるかもしれない。 アートによっておみやげとは何かを、ひいては僕たちが暮らす社会とは何かを考えるきっかけが芽生えると面白い。
REAL TOKYO・ART iT
小崎哲哉
※昭和40年会(会田 誠、有馬純寿、大岩オスカール幸男、小沢 剛、土佐正道、パルコキノシタ、松蔭浩之):
1994年、アートフェアNICAFの会場で、以前より面識のある若手アーティストが集まり話をしていたところ、偶然にも全員が昭和40年生まれということが判明し、その場で「昭和40年会」が結成されました。以後、何度かメンバーチェンジを行いつつも、美術館・ギャラリーで定期的に作品発表を行い、97〜8年にはスペイン、スイス、ドイツで展覧会を開催しヨーロッパ進出も果しました。1999年5月より現在のメンバーとなり、同年、初のコラボレーション作品として映画「晴れたり曇ったり」を発表。各メンバーは個人として多方面で活躍している一方、この「昭和40年会」ではそれぞれの持ち味を活かしつつも肩の力を抜いた活動を行っています。
各メンバーがそろって40歳となる今年、「40×40プロジェクト」と題し、それぞれのバースデーイベントを開催するほか、展覧会・イベント・雑誌連載など、精力的な活動を展開しています。