モンゴルの大地と神話
シリーズ「明日の神話」開催に合わせて、大地と神話をテーマに講演を開催。
「モンゴルの国土の八割は草原である。草原は乾燥と寒冷の反映であり、農業に適さぬ土地だった。モンゴル人は遊牧的牧畜を営んだ理由はそこにある。遊牧は自然をありのままに利用する生活形態で、人々も自然の一部として生まれ死にゆく。大地の恵みで生まれた人間は、やがて風葬され大地に帰る。そこでは今なお輪廻が実感され、自然を畏れる精神が生きている。レクチャーでは天と大地のあいだの民、モンゴル人の世界観を見てみたい。」
講演者
金岡秀郎(モンゴル学・仏教学研究家)
1958年東京都生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒。東京大学大学院人文科学研究科印度哲学・印度文学専修課程修了。東京外国語大学大学院講師などを経て、現在、亜細亜大学、國學院大学、日本社会事業大学等で教鞭をとる。モンゴル語・中国仏教史などのほか宗教学、言語学の概論を講ずる。専攻はモンゴル学・仏教学。著書に『モンゴルは面白い』『モンゴルまるごと情報局』『モンゴルを知るための60章』ほか。