岡本太郎は、戦後日本の前衛芸術界のなかで、ひときわ強烈なインパクトを放ち、絵画のみならず彫刻、写真、著作など幅広い制作活動を通して、日本の現代美術に新たな可能性を与えました。そして、日本人のアイデンティティや我々の生き方そのものにいまだ大きな影響を与え続けています。岡本太郎がみつめていた、人間本来の生命力、現実に唯一立ち向かうことのできる力――これが「岡本太郎とワンダーキッズ」展のテーマです。
今回の展覧会では、岡本太郎による「梵鐘・歓喜」や今回が初公開となる制作ドキュメント写真などを中心に、私たちの内なる大地をよびさますダイナミックな展示を行います。
1階には壮大なインスタレーション作品とも舞台芸術とも言える空間「仮現の庭」を制作。左官、久住章の指導の下、ワークショップという形で若手アーティストも参加。そこへ「梵鐘・歓喜」を吊るし、こちらも岡本氏の作品である赤いロウソクによる「燃える手」を再制作し、設置します。
こうして出来上がった空間で、2002年7月28日~9月1日の間様々なプログラムを開催いたします。